
コタキナバルは、マレーシア・サバ州の州都であり、
マレー半島より海を挟んだ東マレーシアで最大の都市です。
ボルネオ島のマレーシア領地域にあるコタキナバルは、
マレーシア語で Kota Kinabalu と書くため、KK と略されることもあります。
マリンリゾートやキナバル自然公園(キナバル山)への玄関口としても知られていることもあり、
ホリディを満喫する観光客で賑わっていますが、人口は50万人ほどの小さな街なんです。
KLでおなじみのマレー半島とは文化や民族構成が若干違っており、イスラム色よりもキリスト教徒の比率が多いように思います。

美しい海でも有名

キナバル山テングザル
ここコタキナバルはマレーシアの中で最も治安が良いと言われています。
テロなどを防ぐために、コタキナバルへの移動の時はマレーシア国民であっても、
パスポートやIDなどの身分証の提示が必要なほどに厳重な警戒態勢が整っているんです。
空路だけでなく航路での移動でも同様の方法での入国になります。
サバ州の入国管理局がそのようなチェックを徹底していますので、他の州からサバ州への移動は必ずパスポートが必須になります。
コタキナバルは、観光客が集まるような構造物などもなく、
バーやレジャー施設も小さなものしかないのでテロの標的にあうものがありません。
そのような態勢で守られているためか、今のところテロ事件などはおきていません。

街の様子
そして豊かな自然もあり、平和なコタキナバルは、リゾートを兼ねての留学にも人気なエリアなのです。
語学学校での短期留学が一般的ですが、正規のスクールへの長期留学生も受け入れ可能になっています。
現在は2校のイギリス系インターナショナルスクールがあります。
その他、現地の私立校での留学生受け入れも行っております。
ただ、現地校ですと公用語のマレー語での授業が中心になってしまいますので、インターのように英語を学ぶ目的からは外れてしまうという難点があります。
滞在先の問題ですが、ボーディングなどはありませんので、単身留学の場合は語学学校での滞在もしくは現地家庭でのホームスティという選択肢しかありません。
スクールの方針も、保護者と教師陣が一体となっての取り組み重視と感じられます。
入学願書もマレーシアの他のエリアの学校とは異なり、予防接種の記録や母子手帳からの情報などを細かく記載しなければなりません。
学校の在り方自体、KLなどのスクールとは違った印象があり、コタキナバルという静かな土地ならではのものが伺えるのです。
タクシーもKLなどの様に台数はさほど多くありませんので、移動も保護者の車での送迎が必要かもしれません。
語学学校などは街の中心の便利な立地が期待できますが、インターナショナルスクールなどは中心部より少し離れた静かなところにあります。
居住環境をよく考えなければ、単身留学では不便が多くなるかもしれません。
そのようなことからもコタキナバルは単身留学よりも親子留学に適している街という印象があります。